特別な体験であった滝上町との交流事業(生徒の文章では「修学旅行」と記しています)で印象に残った場面を振り返り、国語科で学習した「比喩表現」を活用して、そのものの状態や様子を効果的に表せるように工夫しながら思い出をつづりました。今後も、自分の感情や体験をより鮮やかに描写できるように、学習を継続していきます。
ここではその中から、三名様を紹介します。
「私が修学旅行で一番楽しかったのは、滝上の同級生との交流会です。夏に一度会ってから会う機会がなかったので、再会できて胸がいっぱいになりました。まず、スキーを教えてくれました。お手本で滑ってくれましたが、プロのように上手かったです。優しく教えてくれたおかげで滑る前はどうやって滑るのか分からなくて怖かったけれど、少しだけ滑ることができるようになりました。私たちがスキーで滑った雪は、高知県の雪よりも真っ白で、まさにたんぽぽの綿毛のような柔らかさでした。その後もお昼を一緒に食べたりしてとても楽しい時間を過ごしました。夜ご飯も一緒に食べ、お互いの学校の話もたくさんしました。交流会はあっという間に終わってしまったけれど、交流ができてとてもいい思い出になりました。」
「私が一番思い出に残っていることは、北海道での雪遊び体験です。その中でも、ボートに乗って雪の中を滑る遊びが一番思い出に残りました。滑っている時は風が冷たくて、開放感があって、景色も綺麗でとても気持ちよかったです。また、北海道の雪は高知と比べて綿のようにふわふわしているので、雪の中にダイブしたりすることもできました。他にも、初めて体験したスキーでは、リフトに乗って山の上まで登り、上から滑って降りてきました。最初は少し怖かったけれど、練習していくうちに滑っていることが楽しくなり、景色を見ながら滑る余裕が生まれて北海道の雪景色と一緒にスキーを体験することができました。高知では体験できないようなことをたくさん体験することができてよかったです。」
「僕が修学旅行で心に残ったことは、たくさんあるのですがその中でも雪を使ったイベントが印象的でした。ソリやスノーフラッグなどがあり、夏の砂浜のような足場の悪い中でフラッグを目掛けて全力疾走しました。ソリでは、さらさらした雪の上を風に乗って滑り降りていきました。迫力や勢いがあって、越知町ではなかなか体験できないようなことばかりです。スノーラフティングをした時は遠心力で飛んでいきそうなほどでした。それらのイベントは滝上町の皆さんが一から計画し、用意してくれていました。滝上町の皆さんは丁寧に優しく話しかけてくれる気さくな人たちでとても安心して楽しむことができました。機会があればまた行きたいと思いました。」